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「洗脳!搾取!虎の巻!」 プロ愚民の集会場はここですか

「今日はみんな、集まってくれてありがとー! 右を見ても左を見ても愚民、愚民、愚民! こんなにたくさんの愚民にあえて、ムーンムームとっても感激です!」


ニコニコ動画の話題から発展します。
↓発端はこの動画


ニコニコ動画についての説明はこちらに譲るとして、この動画を理解するには2つの予備知識が必要。

1.ゲーム「THE IDOLM@STER(アイドルマスター)」の存在
2.MAD MOVIE文化の理解

簡単に説明します。

1.「THE IDOLM@STER(アイドルマスター)」
アイドルマスター(以下アイマス)は、namcoが開発した、芸能プロダクションのプロデューサーになり、アイドルの卵をスターに導く育成ゲームです。ウリはフル3Dによるアイドルキャラ達のライブシーンと、通信回線によるプレイヤー(プロデューサー、P)が育成したキャラ同士のランキング対戦。もともとアーケードゲームでしたが、XBOXのソフトも発売されています。

2.MAD MOVIE文化
MAD MOVIEとは、既存の映像や画像に別の音声(音楽)を被せて作る2次創作ムービーのことです。著作権に引っかかるため、2000年前後からアングラサイトなどで密かに公開されていましたが、最近の情報化、ブロードバンド化の流れでにわかに拡大してきました。現在ニコニコ動画に公開されている動画の多くがこの流れを汲むものです。(MADとはあまり呼ばなくなった)

ニコニコでのアイマスMAD
ニコニコ動画にアップされているアイマス動画は1000を超えると言われます。ライブシーンのある映像作品ゲームなので、加工が比較的簡単なことが理由とされる。手法としては、ゲーム内のライブシーンの再生速度を動画編集ソフトで調整してダンスを振り付けし、それに既存のアーティストの曲を被せるのが一般的です。あたかもゲームキャラがその曲を歌っているかのようなライブ映像が出来上がります。

この動画のすごいところ
いわゆる電波ソングですが、アイマスキャラのひとり天海春香(通称「春閣下」)が、愚民達の偶像(神)として国家に君臨し、そのカリスマ性によって国を導いていく、というストーリーになっています。かなり電波系の馬鹿ソングなんですが、それでいて言っていることはどことなくファシズムや小泉劇場政治を髣髴とさせて、「確かにそうかも」と思わせるちょっと危険な香りを放っています。そこがたぶんヒットの理由です。

面白いのは、登場する春閣下は腹黒キャラらしく(だから閣下と言う)、この曲にハマリ役なことと、もうひとつ、熱狂し搾取される愚民の実態がありありと描写されていることです。描かれているのはこの動画の制作者です。アイマスにはXBOXのネット環境で買える拡張パックがあるんですが、これはマイクロソフトの電子マネー(通称「ゲイツ」 すごいセンス...)によってアイドルの衣装やメールアドレス(!)を購入し、ゲームで使用するものです。この作者はその拡張パックのほとんどを購入している、つまりそれだけ春閣下(あるいはビル・ゲイツ)に貢いでいるのです。そのすばらしい愚民ぶり(注:ほめ言葉)は、閣下の数々のおかしな衣装(つまり普通は買わない)に見てとれる。また、作者が購入リスト一覧を公開するシーンでは、哀れな愚民達の悲鳴や絶叫が木霊します...。金額はとうにソフト本体を超えてる。作者をも「名誉愚民」として崇める者までいます。(笑)

この動画には熱狂的なファンが付いていて、サビの
「洗脳!搾取!虎の巻!」
や合いの手の
「ハイッ!ハイッ!ハイッ!」
の部分は常にコメント大合唱状態。正直部外者はドン引きですがw、あなたもちょっと耳を傾けてみればあら不思議、ハイッ!ハイッ!ハイッ!(規制)
…なぜか不思議と癒されてしまいます。僕もこの動画でコメントデビューしたし、すっかりハマってしまいました。

「愚民のみなさ~ん、こんばんは~! 今日もお仕事お疲れ様~! この曲を聴いて、もっともっと洗脳されちゃってください!」

「今日のこのイベントは、みんなの血税でできています!」


閣下に罵られるとなぜか元気が湧いてきます。
(僕はMじゃない)

…ふつう搾取されるものは馬鹿であり、弱者であり、人々は決してそうなる事のないように、二の舞にならないように、失敗例として彼らに哀れみと侮蔑の目を向けます。…でもね、なんか妙に楽しそうなんだよね。彼らの生き生きした様子を見ていると、「ああ、自分もあっちに行きたい...」と思ってしまう。
(実際アイマスやりたくなったし)

「そのままのあなたでいて なにも知らない無垢な瞳のまま 神に委ねてみてください」

「知らぬ民が仏なら 知る苦しみはただ神のみぞ知る それでいいと思いませんか?」


↑このへんの突き抜け方がいい

なんでこの動画にはよくわからない変な魅力があるのか?

で、思い出したんですが、たしか森永卓郎だったと思うんだけど、「これからの世の中は仕事以外に趣味を持ち、その刹那的な“祭り”を楽しむ事が幸福になる秘訣だ。だから、下らないことにお金を注ぎ込むのはいままでは悪いことだったけれど、そうじゃないんだ。本当に大切なのはお金ではないんだ」みたいな文章をどこかで読んだ。
新版 年収300万円時代を生き抜く経済学 新版 年収300万円時代を生き抜く経済学
森永 卓郎 (2005/05/10)
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これは彼の著書「年収300万円時代を生き抜く経済学」の主張に対応していると思うのだけど、要は格差社会が到来したので、日本人もイタリア人やリオのカーニバルみたいに生きろということだろう。この動画の魅力は、まさにそれを地でいっている、ということなのかな。
カーニヴァル化する社会 カーニヴァル化する社会
鈴木 謙介 (2005/05/19)
講談社

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あと、まだ読んでないけど、たぶんこの本がもろにそのテーマの本だと思うので、いずれ読みたい。(ちなみに僕はコレ系の理論で「テーマパーク化する社会」というのを卒業設計のときから提唱してるんだけど、それもおいおいブログで書いていきたい。)
すばらしき愚民社会 すばらしき愚民社会
小谷野 敦 (2007/01)
新潮社

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これはタイトルがいい。まんま直球じゃん!ただ内容はむしろ愚民批判らしいんですが。これもいずれ読もう。

最後にまたアイマスの話に戻るのだけど、この“3Dの萌えキャラ”というのは新しいな、と思った。ゲームがよく出来てるというのもあると思うんだけど、すごく動きが細かくて人間臭いんだよね。なのに萌えるwwたとえば、「モー娘。」みたいな現実のアイドルというのは、どうしても“演ってる”感じがして僕はダメなんだけど(その辺が「キモい」と感じる部分なのかも)、この子たちは本当に心の底から楽しそうに笑う(そんなもん無いんだけど...)。「これならありかも…」とちょっと思ってしまった。もしかしたら将来のアイドルはこういう2.5次元のほうがいいかもね。(笑)


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