スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. Permlink|
  3. スポンサー広告|
  4. トラックバック(-)|
  5. コメント(-)|
  6. このエントリーを含むはてなブックマーク

ニート的なるもの 『東のエデン劇場版 I The King of Eden』

小説 東のエデン (ダ・ヴィンチブックス)小説 東のエデン (ダ・ヴィンチブックス)
(2009/09/16)
神山健治

商品詳細を見る


聖地豊洲のららぽーとで東のエデン観てきました。ファーストディだけどあんまり出足良くないみたいなので応援エントリ書きます。
内容としては完全にテレビ版の続きで、たしかに初見の人にはちょっとキツイかも知れないですね。
ただテレビ観た人にはオススメできる内容だと思います!

この国の“空気”に戦いを挑んだ
ひとりの男の子と、彼を見守った女の子の
たった11日間の物語。

公式ウェブサイトより

テレビ版で日本をミサイル危機から救った主人公、滝沢 朗(たきざわ・あきら)は記憶を失いニューヨークへ。その行方を追うヒロインの森美 咲(もりみ・さき)と“東のエデン”の面々。そんななか、記憶を失う前に滝沢が出した最後の指示「この国の王様になる」をコンシェルジュのJuiz(ジュイス)は着々と実行してゆく…。

とりあえず特筆すべきは咲ちゃんが5割増しで可愛かったですね。テレビ版と髪型を変えてアップにしてるんですが、僕はそっちのほうが好きです。あと全体的に表情にも気合いが入っている気がする。…ただ知ってのとおり、咲ちゃんは完全に滝沢にデレなんですよね。なので観客が咲ちゃんに萌えても作中の大杉と同じでしょっぱい気分を味わってしまうという…僕が知る限り咲ちゃんはアニメキャラで1番えげつないヒロインです(笑)。
ちなみにみっちょんや白鳥さんも含め、女性陣は総合的に美人度が上がっている気がする。


「ニート的なるもの」子どものままに大人になるということ

今回の劇場版でほぼ確実だと思うんですが、このアニメはつまるところ「新しい時代の価値観を“模索”する作品である」といえそうです。それは端的に2万人のニート(の代表である滝沢)VS既得権益の老人たちの対立という構図に落とし込まれ、そこに「ノブレス携帯」という中二的ガジェットを代入してフィクショナルに実験したのがこの作品の想像力。背景には近代的な持続成長社会が崩れ、終身雇用、一億層中流の幻想が過去のものとなった現実の日本の現状と、「それの尻馬にのって逃げ切った年長世代」と「間に合わなかったロスジェネ・ゆとり世代」との世代間対立、顕著になる価値観の相違への危機感がある。特に若い世代においては混沌とした世の中、かつてのように「未来を見据えて成熟する」のではなく、「子どものままに大人になってマッタリする」ことが宮台真司や東浩紀などによって奨励されてきたし、実際そのようにして目の前の不幸な現実(就職難・ブラック企業・派遣)からアノミーを回避している人は多いわけです(僕もそうw)。そういう価値観のことを、このアニメでは総じて「ニート」と呼んでいる。

そのような若者の現状に対して、鈴木謙介が指摘するようにこの作品は「あいつらは直列に繋ぐと、すごいポテンシャルを発揮するんだ」という滝沢の名言を生み、実際に新しい世界を見せてくれるんじゃないかと一部で期待された。…でも、そこまで求めるのはさすがにちょっと酷じゃないかなぁと僕は映画を観て感じます。これは予想ですが、たぶん劇場版Ⅱでもさすがにそこまで具体的なことは描かれないでしょ。あくまでこの作品の肝は現状理解と“模索”であって、新しいパラダイムの提示ではない…気がする。というか提示できたら神山健治監督こそが滝沢じゃんというハナシw
東さんの発言はそのへんが物足りなかったんだろうなと予想。まぁある意味東さん自体がリアルでセレソンみたいなもんですからね(笑)。『東のエデン』のストーリー自体は伝統的な陰謀論のパニックムービーであって、そんなに『踊る大走査線』とかと大差ない気はする。

ただ社会背景とかのディテールはほんとうにリアルだなと感じていて、海外の社会派映画みたいだなと思います。だからストーリー自体は単純でもけっこう観れる。こういうリアルなアニメとマクロスみたいなテンションの高いアニメが同時に上映されてるのが多様でいいなぁと感じます。^^
あと、ニートVS老人と書いたけど、基本的にこの作品の老人たちはけっこう若者に期待してるんですよね、ノブレス携帯を渡したり影から手伝いをしたり。その意味で若者がんばれよ!ってメッセージがすごく伝わってくる。「この傾いた社会を何とか立て直してくれよ、そしたら安心して引退するから」ってことなんでしょうね、誰もいまの社会がマトモだとは思ってないだろうし。

――と、いうわけで、びっくりするような話じゃないけどフツーに面白いアニメだと思いますよ、東のエデン。思想とか難しいことが好きな人にはオススメな映画です。^^
あとエンディングテーマがすごい良かった!テレビ版のEDとおなじschool food punishmentっていうバンドの曲なんですけど、劇場版のほうがさらに好きだった。買うかも。


P.S.
滝沢の苗字が劇中で変わるんだけどどうしても思い出せない。たしか…い…?
わかった方はぜひ教えてください。


light prayer(初回生産限定盤)(DVD付)light prayer(初回生産限定盤)(DVD付)
(2009/12/02)
school food punishment

商品詳細を見る


関連Link:フジテレビ“ノイタミナ”TVアニメ 東のエデン
関連Link:直列につながった僕たちは Soul for Sale
関連Link:直列・並列問題ふたたび Soul for Sale
  1. 2009/12/02(水) 03:19:00|
  2. Permlink|
  3. たわ言|
  4. トラックバック:0|
  5. コメント(-)|
  6. このエントリーを含むはてなブックマーク

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://neetwatch.blog103.fc2.com/tb.php/315-1370e146

PROFILE

  職業ニート
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。