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負けず嫌いのメソッド ーGWに考えたことー

ルルーシュ
「ナナリーを罠として、ナナリーを……。スザク!!どれだけ友達の顔をしていようと、お前の本性はオレを皇帝に売り払った人非人だ!」

(コードギアス 反逆のルルーシュR2「TURN06 太平洋 奇襲 作戦」予告)


ギアスR2の5話はマルチとかルイズとか色々面白かったんだけど(作監出て来いやw)、個人的にも今回は好き。…というのもルルーシュと同じ目に僕もGWに遭っていて、不相応にもいまオレはルルーシュにめっちゃ感情移入してる。
てかオレがルルーシュだ!(←婦女子に殺されるぞ(笑))

――5話のラストでルルーシュはスザクと直接対決し、スザクから婉曲的に自分に屈することを迫られるわけだが、簡単に言えば、ルルーシュとスザクはほぼ同じ理想を目指しているのに、革命で理想を目指すルルーシュは、エリート的に清濁併せ呑んで結果を出そうとするスザクのやり方が許せない。それはいかにも潔癖で、中二病気質のルルの性格をよく表しているのだけど、現状うまくいってるのは明らかにスザクのほうで、現実世界でも「革命」なんてものはなかなか思うようにはいかない。

また、個人的に僕もGWに色んな旧知の友人と会って話したのだけど、はっきり言ってちょっとみじめな気分だった。
例えば、既存の社会が不完全であることは承知しつつも、それでも大多数の公益に福祉するために頑張ってるヤツがいた。東京的な価値観への適応を潔く諦めて、地方でやれることをやろうとしているヤツや、カーニバル的妄想から醒めて、自分を見据え居場所を作ったヤツ。「金のため」と割り切って働き、着実に数年後の飛翔に備えるヤツ。文句を言いながらもあくまでも社会に出て夢を目指すヤツ。…そして、プラス思考でこの世の善意を一身に受けながら、すいすいステップアップしていくヤツ。
…それに対して、結局僕はただのニート。特に最後のヤツなんか僕は勝手にライバル視していて、僕がルルーシュだとすれば(だからツッコむなって…)ヤツはスザクなんだけど、アイツはオレなんか歯牙にもかけてないだろうな、たぶん…。

スキルや努力や知識なら、友達の誰と比べたって決して負ける気はしない。それに僕の生き方だって夢に一心に向かって、ある程度才能も伴っていて、憧れられる要素はあるはずなのだ。――なのに自分でそれがツライのは、たぶん案外僕の心根はレディ・メイドで承認欲求が強い上に、思いっきりの負けず嫌いだからだろう。


負けず嫌いは不幸になる
例えば、基本的に人生は選択肢であり、多様な幸せのすべてを手に入れることはできない。…にも関わらず、僕は上で挙げた友人全員に嫉妬しているし、「創作を追及する自由」という自分の幸せすらも手放したくない。
…思うに「負けず嫌い」とは、絶え間なく続く欲望への飢えだ。その姿は一見ストイックで模範的だが、しかしその本質は…自分を顧みる限り“根っこ”が無いのだと思う。「自分が“ただ”そこにいていい」という安心が無いから、絶えず自分を磨き続け、自分に価値を与えようとする。僕の場合は主に「知識」だった。…その結果、他人が意識せず素直に従っているものにすら疑問を感じるようになり、まっとうな社会生活すら送れない。…もちろん、それだって才能ではある(批評性、新しい価値の“ネタ”さがし)のだけど…まあ、「フツーの幸せ」ではないわなw

だから僕はあくまで「みんな500万くらい貰って、好きなことをして楽しく暮らせればいいじゃん」と考える人間であって、野心はまったく無い。

「やりたくないこと」で食ってるヤツが「やりたいこと」をしてるヤツより儲けてるのはおかしい。 ニートのかんさつ日記


だから僕がこのエントリで言ったことは、半分正しいけど半分は間違いだ。…たしかに僕に野心は無い。無いけど、嫉妬心はあるので他人と平等じゃないと気がすまないわけだ。そして完璧な「平等」なんてのは、理論の上でしかありえないわけで。…つまり僕は、死ぬまで他人をうらやんであがき続けるんだろう。――そしてこれが、「決断主義のその先」云々以前にルルーシュが絶対幸せになれないだろうと考える個人的な根拠でもある。理想主義者なんて性格自体が不幸の素だ。

……多かれ少なかれ、そういう類の欠落は誰にでもあると思うし、それが人生の選択につながっていくのだろうけど…稀に「神の子なんじゃないか」というぐらいそういうのを感じさせないヤツがいて、僕の知り合いで特に顕著なのがその仮想スザクだったりする。ちょっと彼の話をすれば、とにかく人の善意しかコミットしない人で、他人の悪意というものが見えないのか見ないようにしてるのか(おそらく後者だろう)、世渡りが本当に上手い。――物事の呑み込みが早くて、頭もいいんだけど、難しすぎる本は避けてインテリ的な憂鬱は回避し、ポジティブシンキングを維持する。本人いわく「会社もやりがいあって楽しいし、昇給したし、専務に『幹部候補』って言われた」そうで、ウソみたいな話だけどホントに会社の金で特別研修とか受けて、着実にスキルアップしてる(対するオレは身銭切っていわゆる「クリエイティブ搾取」)。おそらくエリート教育の持つ格差構造には完全に無自覚だろう。
要するに、それはそれで相当歪んでるんだけどメチャクチャ現代社会に適応した歪みなんだよねたぶんw 文章だけで読んでるとおそらく最悪にムカつくヤツだろうけど、じっさい本人メチャクチャいいヤツだったりするから救えねえorz

――ただ、さすがにもう25年もこの性格でやってきたので、死なない程度には幸せになる戦略もメンタルも持ち併せているつもりだ。たぶん自分が「本当に欲しいもの」は全部5年以内には手に入れている気がするし(その頃には周りはすっかり冷めてたりするのだけどw)、この性格もバイタリティに溢れているという意味ではかなり強い武器だ。ゴールデンウィークは疲れも溜まってたし、ちょっと憂鬱だったけど、負けない!金も地位も名誉も、稀有なクリエイションの才能も一般人の幸せも、全部手に入れる。うおーやるぜ!

…と、自己洗脳完了。我ながらイタイw
ところで、前シリーズもそうだったけど『コードギアス』はエンターテイメントに徹していて、あざといと言うかズルイな。でもあのズルさは見習うべきかも知れんw
  1. 2008/05/08(木) 00:45:40|
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