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『花とアリス』 ってか、これ何てエロゲ?

花とアリス 通常版花とアリス 通常版
(2004/10/08)
鈴木杏、蒼井優 他

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あぁ、初 岩井俊二なのにタイトルで台無しだ…w
ぜったいこの記事オタクしか読まないよ(笑)

以前パッと見の印象で、『僕と彼女と彼女の生きる道』の映像(え)を岩井俊二的と言ったけど、違いますね。写真家で例えると『僕カノ』は佐内正史的でコントラストが高くカラッとしてるけど、『花とアリス』は会田我路的でジメッとしてエロい…w レベル補正でRGBのどれかを強調すると「懐かしい感じ」の写真になるけど、ソレ系。いわゆる“思い出美化系”というか、ナルシスト。軽くロリコン趣味の入った画面です。

ストーリーもリリカル&エキセントリック。花とアリスというなかよしの女の子2人が、1人の男の子をめぐって三角関係になる話なんだけど、この男の子というのがまた変なヤツで、落語が趣味で、歩きながらいつも「寿限無(じゅげむ)」をブツブツつぶやいてる(アブネー)。…で、そんな調子だから道ばたで頭をブツけて倒れるんだけど、そこに花がつけ込んで「あなたは記憶喪失で、私と付き合っていました」とウソぶく。花はメンヘルというかヤンデレ系というか、思春期特有の歪みを持っている少女で、彼を盗撮したり、アリスともソフトレズっぽい関係にある…。

僕が注目したのは、この物語が「女の子2人によるヘタレ男の取り合い」というギャルゲーテンプレな話にも関わらず、最近の美少女ゲームにありがちな閉塞感がないなーということです。それはたぶん、花とアリスが男にとって都合よい「キャラ」ではなくて、自立した存在として描かれているからだと思う。美少女ゲームでは主人公とヒロインが互いの欠損を補って、ほとんど一心同体になることを結末とする=人間のコミュニケーションを肯定するけど、そんな状態は本来ありえない。むしろ『花とアリス』では、登場人物はそれぞれ別の人生を歩んでいて、それがほんの一点で触れ合ったことで互いに影響をあたえ、またそれぞれの道を歩いていく…という、むしろディスコミュニケーションこそを肯定しているように思えます。特にそれはアリスというキャラに表れている。彼女は最初、花と共依存の関係でペアとして描かれていますが、芸能事務所にスカウトされたことをきっかけに、独自の主体性をもって自分の人生を歩いていくようになる。いわば「学園」的な世界観に風穴を開ける存在であり、それは今の美少女ゲームに無いものだし、健全だよなぁ…とちょっとまぶしく思いました。

ギャルゲーでも、いまアニメでやってる『CLANNAD』なんかは、昔のKEYに比べればだいぶフランクになったなーという感じは受ける。でもやっぱり“なかよし空間”臭さはまだ拭えない。僕が今やってる『秋色恋華』なんかも、ヒロインに芸能人を持ってきたり少し「俗」を取り入れようという努力は見えるけど、まだ都合のよい俗世間でしかない。結局それがいまの美少女ゲームの限界ということなんだと思う。

その点、この映画は女の子たちにそれぞれの人生を感じられたのがよかった。ただ反面、相手役の男の子にはカタルシスのない話だよなーとも思ったので、そこが残念。
  1. 2008/01/19(土) 18:45:55|
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