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あらためて...「下流社会」

――ようやく自分の中でこの本を消化できたと思うので、あらためて記事にします。

僕がこの本にどうしても納得できなかったのは、この本が「個性」や「創造性」、「価値観」といったものを全否定していたからです。創造的な仕事に就いて自己実現することを目指している僕には、それは死ねと言われた気分でした。すごく腹が立って、自分らしさを否定するこの本を否定してやりたいと強く思いました。

下流社会 新たな階層集団の出現 下流社会 新たな階層集団の出現
三浦 展 (2005/09/20)
光文社
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でも、この本は統計に基づいているので、ある程度の客観性は保証されていると思います。僕も“自分らしさ志向”が下流の考えであることは納得してしまいました。個人的な経験ですが、僕のような工学部卒を取り巻く社会状況は決して良くありません。たとえ「個性」や「専門性」を持っていたとしても、いまはそれをグローバルな社会の中で、給料の安い外国の人と競争させられる。だから専門職の給料は下がる。ワーキングプアというやつです。“手に職”とはもう言えない。それに、ただでさえ理系は社交力が低いので社会的に不利です。対して、この本で最も稼いでいるとされたのは、社交的で出世欲がある、しかし反面オリジナリティや価値観を持たない、体育会系的な人物像でした…。

これを真に受けてこの本の主旨を要約すると、
「個性、自分らしさ、創造性は貧乏を呼ぶ。価値観を捨て、社交性を身につけてポジティブに生きろ」
になります。しかしこれでは熱血バカだらけになってしまう。そもそも、昔からそんな生き方には背を向けて創造力や思考を磨いてきたんだから、いまさら日和ったところでもう手遅れです。勝ち目ありません…。そこで、僕はこのお先真っ暗な本の内容を、身になるようにこう解釈することにしました。

それは、
「自分らしく生きようとする人は、お金のためにあくせく働く以外の、別の理想とする社会像があるのではないか」
という視点です。ロバート・キヨサキ風に言うなら「貧乏父さん」的な考え方です。しかし、貧乏父さんは頭は良かったものの、金儲けを嫌っていたので暮らしは良くなかった。

単純化して考えますが、体育会系気質の人は金儲け、地位の向上がそのまま自己実現になっているのだと思います。対して、いまの社会状況に疑問を感じている人は、仕事をしていても「本当にこれでいいのか」とか余計なことを考える。だからわざわざ「自己実現」とか「自分らしさ」とか言い出す。ある意味、現状に流されることを良しとしない、金や地位を捨ててでも理想を実現させようとする意識の高い人だと言えます。

でも、思うのは、いかに理想が高くても、自分ひとりが抗ってみたところで世の中は決して良くならないだろう、ということです。だから、もし理想があるのなら、その片手間に他人に影響を与える存在になる努力もすべきではないかと思うのです。具体的に言えば地位や資金力。

「高潔なのもよいが、そんな理想に現実味はないし、自分が不幸になるだけ」
――これが僕なりに解釈した、この本の主旨です。スッキリ!

金持ち父さん貧乏父さん 金持ち父さん貧乏父さん
ロバート キヨサキ (2000/11/09)
筑摩書房
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